高度で多彩な情報をまちづくりに展開します。
地理や地形に関する詳細なデータは、都市・環境づくりの基礎となるだけでなく、資産等の維持管理にも不可欠です。オオバでは、最新IT機器を駆使した測量や、補償調査業務等を行うと共に、そのデータをまちづくりに展開・活用しています。
主な営業品目
地理空間測量調査:事例
GISシステムよる道路標識管理
福岡県宗像市・福津市内を走る県道及び一般国道に設置されている道路標識は830個あります。この標識すべてを管理者が適正かつ効率的に管理できるよう道路標識台帳を作成しました。当社が保有する移動計測車両システムを利用して、効率的に路線名、案内標識、警戒標識、規制標識を位置情報とともに情報収集し、このデータを基に管理者が何処に何の標識があるのかを瞬時に把握できる標識台帳管理システムで閲覧できる様になりました。
担当者の声
短い工期の中で、いかに効率よく進めるか非常に苦悩しました。しかし、移動計測車両システム(MMS)を活用した現地調査を実施することで、調書データ入力までの期間を大幅に短縮でき無事、工期内に業務を終えることができ安心しました。効率的な調査方法の提案をできたこと及びそれを採用して頂けたことが大変うれしかったです。本業務を通じて、「お客様の要望に応える」ための技術・技能ノウハウのマッチングの大切を改めて認識しました。
江田 大輔:主に測量全般を担当しています。測量技術は、社会基盤の整備になくてはならないもので、社会的な貢献を日々実感し、やりがいを感じています。
業務概要
- 発注者
- 福岡県北九州県土整備事務所 様
- 業務名
- 宗像支所管内 道路標識台帳整備業務委託
- 年度
- 平成26年度
地理空間補償調査:事例
神社も動かすこともあります
ある土地区画整理事業において、道路計画の支障となった神社の建物移転を計画し施工監理を行いました。日本古来の建築技法を用いた神社の移転は難易度が高く、その実現にはたくさんの苦労がありました。
社務所・神楽庫・祭文殿については新築となり、建築確認申請書の作成及び移転実施スケジュール管理を行い、既存建築物をそのまま活用する拝殿・本殿は、曳家工法によりそのまま横に移動させました。拝殿・本殿は、特に建物が古くかつ木造神殿造りであることから、慎重かつ、熟練技術を必要とした手に汗に握る工事となりました。
担当者の声
土地区画整理事業地内での建築計画であることから、法規制は当然のこと、町並みとの調和や、近代建築と日本古来の建築融合など神社総代等関係者との協議項目が数多くあり、1つ1つクリアしながら建築確認申請に何とか辿り付きました。
また、本殿・拝殿の老朽化対策では、神社仏閣に精通した専門家の意見を取入れ、最善の方法を検証し、提案できたことが何よりもうれしかったです。
橘 勝巳:主に土地区画整理事業の移転補償業務、事務運営に携わるベテラン技術者
業務概要
- 発注者
- 秋葉社 様
- 業務名
- 河原秋葉社移転工事
- 年度
- 平成27年度